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スマホ戦争 サムスン“完敗” 株価も下げ止まらず大幅な減益予測

2014.10.06 ZAKZAK

韓国のサムスン電子の業績はどこまで落ち込むのか。7日に公表予定の2014年第3四半期(7~9月)の業績速報で、営業利益が前年同期比5~6割の大幅減益になるとの予測が広がり、株価も下げ止まらない。サムスンの不振は「中国要因」が大きい。朴槿恵(パク・クネ)政権が頼みとする中国に稼ぎ頭を叩き壊された皮肉な構図だ。韓国経済のガリバーであるサムスンの危機はすなわち韓国経済の危機となる。

 ちょうど1年前、昨年7~9月期には、四半期ベースで過去最高となる営業利益10兆2000億ウォン(約1兆468億円)をたたき出していたサムスンだが、どうやらここが業績のピークだったようだ。

 続く昨年10~12月期から前年割れが続き、今年7~9月期でも4四半期連続減益となるのは確実だ。当初は減益といえども6兆~7兆ウォン程度に踏みとどまるとみられていたが、韓国の証券会社による業績予測は日増しに下方修正されていった。

 サムスングループのサムスン証券が9月下旬に4兆7000億ウォン(約4823億円)と予想したほか、現代証券は4兆2000億ウォン(約4310億円)と予測、中には4兆ウォン割れを予測する証券会社もあった。

 ネガティブな見通しが相次いでいるのは、業績悪化の最大の要因であるスマートフォンの低迷に歯止めがかからないためだ。

低価格帯機種の市場では、中国の小米(シャオミ)、聯想(レノボ)、華為(ファーウェイ)が急成長し、サムスンの牙城を切り崩している。中国市場のシェアは6月時点でサムスンは小米に追い抜かれた。

 ハイエンドと呼ばれる高価格帯では、米アップルの「iPhone(アイフォーン)6」が立ちふさがる。中古スマホなどの買い取りサイト米ガゼルは、iPhone6の発売当日、サムスン製スマホの売却が通常の3倍になったことを明かした。日本の調査会社BCNが9月末に発表した携帯電話の販売ランキングでも、1位から19位までiPhoneの各機種が独占、サムスンの機種は36位にようやく登場している。

 iPhone6をめぐっては、中国のユーザーや中国向けの転売狙いの人が先行して発売された日本などに大挙して押し寄せる騒動となったのは記憶に新しいが、今月17日からは中国本土でも正式に発売される。

 政治だけでなく、経済でも中国への依存度が大きい韓国だが、自国の経済を支える主力産業が中国によって打ちのめされようとしているのだ。

 週刊東洋経済元編集長の勝又壽良氏は、「スマホがどこでも安いコストで生産できる普及段階に入ったが、サムスンは製品の差別化に失敗した。価格競争せざるを得ない事態に追い込まれ、収益を悪化させている。さらに、ベトナムで巨大な生産能力を持つ携帯電話の新工場を作ったため、今後さらなる供給過剰を招く恐れもある」と指摘する。

株式市場の悲観論も強まるばかりだ。サムスンの株価は6月上旬に年初来高値をつけてから10月初めまでに約23%下落、2012年7月以来の水準に低迷している。

 韓国の株式市場全体の15%程度を占めるとされるサムスン株がコケると、韓国株も道連れになる。韓国総合株価指数(KOSPI)は7月以降、2000の大台を回復していたが、10月に入って再び1900台に下落した。「米国の量的緩和終了や利上げ観測を受けて外国人投資家が株式市場から資金を引き揚げている」(国内証券)との見方もある。

 これまで拡大路線をひた走ってきたサムスンだが、業績悪化を受けて欧州市場などでノートパソコンの販売を中止したほか、採用の縮小や、グループの金融企業の人員削減などリストラを急いでいる。ただ、利益の7割を稼いできたスマホに代わる稼ぎ頭は見つかっていない。

 そうしたなか、サムスンの急成長を指揮してきた李健煕(イ・ゴンヒ)会長が病に倒れていることの影響を指摘する声も韓国内で大きい。「車椅子に乗れるほどにまで回復した」との報道もあるが、経営の一線に戻れるかは不透明だ。

 サムスンの業績は韓国経済をも左右するだけに、その行く末に関心が集まっている。


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